粉末状ニッケル VDM® 738 LC

宇宙産業用

VDM® Powder 738LCは、積層造形用析出硬化型ニッケル基合金の低炭素粉末です。この合金は主にNi3(Al, Ti)と'-相の析出によって強化されます。 VDM® Powder 738LCの特徴は以下の通りです： 低サテライトレベルの球状粒子 高い純度と再現性 低酸素含有量 少量の空隙 良好な流動性 高い見掛け密度およびタップ密度 VDM® Powder 738LCのミクロ組織は、主に-相マトリックスと′金属間化合物相（Ni3Al）から構成されています。存在する固溶元素はクロム、コバルト、タングステン、タンタルで、これらは同様に合金の構造安定性に寄与している。炭化物とホウ化物が主な粒界強化剤を形成している。 VDM® Powder 738LCは幅広いプロセスに使用できます： レーザーベースの積層造形 電子ビームベースの積層造形 コーティング 直接エネルギー蒸着 肉盛溶接 冷間および熱間静水圧プレス（CIP / HIP） VDM® Powder 738LCは、要求の厳しい多くの用途に使用できます。もともとは、耐酸化性に優れていることから、ハウジング、マウントエレメント、タービンブレードやベーンなど、航空機タービンの静止および回転部品用に開発され、使用されてきました。