ヘリコプターやジャイロコプター用に開発されたこの強力なエンジンは、強制冷却システムを搭載しています。フーバー運転では、自然な空気の流れではシリンダーヘッドを冷却することができません。そこで、クランクシャフトで駆動するファンが、アルミ製のエアボックスに沿って空気を送り込みます。
カムシャフトとインレットコレクターの改良により、UL350IHPSは3500rpmで最大150HPを発生します。この強制冷却システムには、オイルラジエーターが内蔵されています。
この強制冷却システムは、すべてのULPowerエンジンに搭載可能であり、すべてのエンジンをヘリコプターに使用することができることを意味します。
デュアル(冗長)電子スパークイグニッション(可変タイミング)。
電子制御マルチポイント燃料噴射(圧力・温度補償型)
電子式回転数リミッター
ダイレクトプロペラドライブ
表面硬化処理と大型スラストベアリング(ボールベアリングタイプ)を追加した5ベアリングクランクシャフト
シングル・センター・カムシャフト
プッシュロッド、タペット、OHV(油圧コンペンセーターは未採用)
圧力調整器付きウェットサンプ強制潤滑装置
ラムエアクーラー付きシリンダーとシリンダーヘッド
永久磁石式交流発電機、外部整流器・レギュレータ一体型
電動スターター
電動燃料ポンプと圧力調整器により、ベーパーロックを排除し、悪条件下でも始動しやすくした。
排気量 - 3503 cc [213.77 cu in] (インチ)
ボア - 105.6mm(4.157インチ]
ストローク - 100 mm(3.937インチ]
圧縮比 - 8.7 : 1
燃焼順序 - 1 - 3 - 2 - 4
回転方向 - 時計方向 - パイロットから見た場合
トルク
(ISA条件) - 315 Nm (232 ft.lbs) @ 2800 rpm
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