ピエトロカルナギ社の立型ターニングセンター モデル ASは、1つのコラムによって極めて剛性の高い構造に設計されています。この構造は、大きな直径の旋削では非常に機能的で、作業直径を増やす能力を有しています。
モデルASの構造は、スピンドルとテーブルギアボックスが配置されているベースと、可動クロスレール用スライドウェイを有したシングルコラム構造、そしてテーブルベース(オプションにて平行移動タイプも対応)から構成されています。これらの機械要素は、剛性のあるフレームを形成するように組み立てられ、最大の安定性と強度を確保しています。
クロスレールとコラムのメカニカル補正の洗練されたメカニズムは、原子力関連部品加工から航空宇宙部品まで、様々な分野での長年の経験において開発されています。機械軸上の大きな質量の移動によって生じる幾何学的な偏位を最小化するために、3種類の異なるタイプの補正ロッドが同時に動作します。さらに、機械構造は有限要素法(FEM)によって設計されています。