2xマイクロフォーカスX線CTシステム「XT H 225 ST」に業界最先端の機能を搭載することで、データ取得速度が2倍になり、検査の生産性が向上しました。これは、高度な検出器技術と、Half.Turn CTやRotating.Target 2.0などの新機能の組み合わせによるものです。
ニコンメトロロジーでは、試料を360度回転させながらX線を吸収したり、検出器を通過させたりするのではなく、試料を180度強回転させるだけで十分なデータが得られるように工夫しています。
Half.Turn CTでは、世界最高水準の再構成ソフトウェアの開発を自社で完結させることで、回転中心の自動計算や再構成アルゴリズムの最適化などを実現しました。これにより、試料を360度未満で回転させた場合に生じるアーチファクトを除去することができました。その結果、従来のCTの約半分のデータから、画質や精度を損なうことなく自動的に画像を生成することができます。
ニコンメトロロジーは、回転ターゲット技術を搭載したX線CT装置を提供している世界で唯一の企業です。225kVの回転ターゲットは、450Wまでの全出力範囲で連続運転が可能なため、検査の生産性に優れています。
水冷式の回転ターゲット技術は、パワー、解像度、スキャン時間の短縮のためのさらなる機能を追加します。
---