マイクロエプシロンの非接触式インダクティブ変位センサは渦電流の測定原理に基づいています。これまでのインダクティブ変位センサとは違い、強磁性物質にも非強磁性物質にも使用でき、高い精確性と帯域幅、温度安定性が実現されています。油や汚れ、圧力、温度による影響を受けないため、インダクティブ渦電流センサは主に機械やプラントへの統合に使用されます。
機械やプラントへの統合に理想的
最新のフィールドバス接続とインテリジェント信号処理により、簡単に統合が可能
分解能と直線性および温度安定性によるコンビネーションが新たなスタンダードを実現
数多くのセンサモデルと組み合わせた多様かつ幅広い用途
最高度の操作快適性とウェブインターフェースを介した直感的コンフィグレーション
パワフルで新しいインダクティブ測定システム eddyNCDT 3060/3070 は素早く正確な変位測定を行うのに理想的です。コンパクトなコントローラ、センサならびにケーブルが 1 つになっており、工場出荷時に強磁性ないしは非強磁性の物質に合わせて調整できます。互換性のあるセンサモデルも数多くあり、その高い精確性とインテリジェント信号処理でインダクティブ変位測定における新しい性能クラスを定義しています。
センサとコントローラの両方が温度補償されているので、温度変動がある環境下でも非常に高い測定精度が実現されています。センサはどれも、最大+200°Cまでの環境温度や最大 700 bar の周囲圧力で使用できるように設計されています。
工業グレードの M12 Ethernet インターフェースが最新のフィールドバス接続を可能にしており、アナログ出力がコンフィグレーションできるので、測定値を電圧または電力としてアウトプットすることができます。コンピュータを Ethernet インターフェース経由で接続すれば、センサやコントローラの設定を行える最新ウェブインターフェースを呼び出すことができ、この機能を使うのに他のインストール作業は必要ありません。
コントローラ仕様 DT3061/3071 には、5 点キャリブレーションやスイッチ・温度出力、複数の特性曲線の保存といった拡張機能が備わっています。新しい周波数分離機能が付いていることで、eddyNCDT 3060/3070 システムはマルチチャネル測定時での同期が不要となっています。