Redux® 322は、175℃で硬化する高性能な変性エポキシフィルム接着剤です。短時間で220℃、連続使用で200℃までの温度で使用される金属と金属の接着やサンドイッチ構造などに適しています。Redux® 322は、溶剤を含まないホットメルトフィルムであるため、揮発分が非常に少なくなっています。
特徴
175℃での硬化
175℃硬化プリプレグとの良好な共硬化性
優れたホットラップシェアー性能
金属サンドイッチ構造における優れた高温性能
低揮発性、低ガス放出特性
ナイロン織布のキャリア付きとキャリアなしがあります。
用途
金属間接合
サンドイッチ構造
前処理
使用する基材は、汚れがなく、接着に理想的な状態であることが重要です。前処理は使用する基材によって大きく異なりますので、最適な処理方法についてはHexcel社発行の「Redux® Bonding Technology」をご参照ください。
前処理から金属接合まで時間がかかる場合、前処理面をRedux® 122表面前処理保護液で保護し、最適な接合面を確保する必要があります。これにより、前処理面を劣化させることなく、最大2ヶ月間、接合を延期することができます。Redux® 122を正しく塗布することで、Redux® 322の接着性能は変わりません(詳しい塗布方法については、関連するデータシートを参照してください)。
硬化
Redux® 322は、最適な特性を得るために175±5℃で60分間養生する必要があります。
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