MACRO-SKは、ステータの内径輪郭を加工するために特別に設計された研削盤で、ステータの内径を加工するための効率と精度の新しい基準となるものです。Macro-SKの機械コンセプトは、GerotorやGerollerなどの様々なタイプのステータをこの機械で研削することを可能にしています。機械には2つのスピンドルアームが装備されています。研削中、これらのスピンドルアームは垂直方向に下降し、固定具にクランプされたステータのスタックに入ります。垂直方向の研削は、他のコンセプトの機械と比較して大きなメリットがあります。なぜならば、冷却用の潤滑油が研削ギャップに特別に流されるため、より大きな研削フィード値が得られるからです。研削送り量を大きくすることで、研削時間、ひいてはプロセス全体のサイクルタイムを短縮することができます。フィクスチャー内の最大スタック高さは約100mmで、部品の厚さに応じて複数のステータを同時に研削することができるという利点があります。
また、コンパクトで省スペースな設計のため、床面積が小さく、インフラコストを削減できます。全く新しく開発されたアコースティック・エミッション・システムは、精密で経済的な砥石のドレッシングをサポートし、さらに研削プロセスをモニターするために初期カットの制御にも使用されます。また、オプションとして、RFIDリーダーを搭載することができます。対応する治具に組み込まれたRFIDチップには、CNCプログラム番号や技術データなどの情報が保存されています。その結果、フィクスチャーがロードされた後、正しい加工ステップが自動的に実行されます。
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