監視レーダー L-IESA®

気象プライマリー空港用

L-Band Intelligent Electronic Scanning Array 製品群は、次世代の円形 AESA レーダーであり、データリンクによる敵味方識別からプライマリ監視レーダーまで、様々な用途に使用されます。Lバンドで運用することにより、長距離と悪天候への耐性を同時に実現し、新しい処理アルゴリズムと技術により、物理的限界と信じられていたものを克服し、分解能の向上と小さなターゲットの検出も可能にしました。円形アレイ技術は、フラットパネルよりもはるかに優れており、全方向に対して完全に対称に動作し、端と端の間の効果に悩まされることはありません。また、360度全方位にマイクロ秒単位でビームジャンプを制御できるため、フレキシブルなボリュームスキャンや専用の優先ターゲットポインティングによるトラックウィンドスキャンを実現します。また、L-IESAアンテナは、必要最小限の放射にとどめることで、厳密なエミッションコントロールが可能です。 海軍の場合、特に電子的な垂直方向のビーム切り替えが重要な役割を果たします。荒海でのプラットフォームの動きを補正するだけでなく、平坦な海でのマルチパス効果に対抗することができます。円形構造により、仰角ビームを切り替えてもモノパルスの特性は維持され、オペレータは何があっても、認識された航空写真に滑らかな軌跡を見るだけです。