レーダーチェーンの重要な部分はデータ処理装置であり、その出力には特定のフォーマットでレーダープロットやトラックを含むデータストリームがあります。IEレーダーデータレコーダは、このデータを記録するように設計されており、統一されたフォーマットに変換した後、専用のRASS®ソフトウェアツールで表示および分析することができます。
RIM782のレーダーデータ記録機能は、USBデータレコーダ(UDR765)と同様です。RIM782は2つのシリアルデータ入力(RS232またはRS422)を持ち、異なる種類のレーダプロトコルに対応しています。記録されたデータのプロトコルエラーを解析したり、データを直接表示形式に変換するためのツールが提供されています。また、方位角と時刻の入力を追加することで、本格的なレーダー評価ツールとしても利用できます。これにより、例えば抽出遅延を評価することができます。さらに、通信プロトコルもレーダーデータとともに記録されるため、回線品質や通信プロトコルのシンタックスの分析も可能です。
サポートされているプロトコル
RIM782は、RASSで以下のパッシブプロトコル(最大128Kb/s)を入力することができます。
U-HDLC:LAP-B および X25.3 パッシブモニタリングを含む HDLC ベースのプロトコルのパッシブ記録。(例: ASTERIX、RDIF)
SYNC 13:米国レーダー(CD1、CD2、ASR9など)で実装されているほとんどのビットプロトコルのパッシブ記録
LINK 1: 軍用LINK 1プロトコルのパッシブ記録
Aircat500 - EV760 - TVT2 - EADS - RSRP - TPS77 - RAT31
RIM782は、以下のパッシブプロトコルを出力することができます。U-HDLC - TVT 2 - AIRCAT500
以下のプロトコルの記録、再生、変換が可能です。
AUSTRO - BMIL - CD - ERICSSON 200/SRT - EUROCONTROL - FPS 117 - HUGHES - RAT31S - SVE - TOSHIBA - TRS 22xxの各プロトコルに対応しています。
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