地上DME NADIR

固定型

NADIRは、実船大の動的RCS測定を行うために、陸上環境での使用を想定したスマートな電磁波測定ソリューションです。 ベクトルネットワークアナライザ（VNA）をベースに、専用設計のレーダーフロントエンドと専用データ収集ソフトウェアが組み合わされています。レーダーフロントエンドはパルス整形、送信出力増加、雑音指数低減に必要であり、ネットワークアナライザーはデータ収集プラットフォームとして使用されます。 この種のソリューションは校正手順を大幅に簡素化し、高い投資収益率を実現します。オフショアRCS測定システムが検収時と中期の改修時にのみ使用されるのに対し、ネットワーク分析器は材料の特性評価からコンポーネントの信号制御まで、海軍プラットフォーム設計のライフサイクル全体で再利用が可能だからです。 さらに、自動認識システム（AIS）を使って計測中の船舶を追跡できるため、NADIRはミッションの直前に船舶のRCSを高速で評価することが可能です。 レーダー、追尾装置、そのオペレーター用キャビン、制御・監視装置などは、すべて屋外での使用を前提に設計されています。セルフパワーで、長距離輸送のために標準的なDINコンテナ内に収まるように調整されているため、完全に輸送可能です。 船舶は、レーダー断面積（RCS）をできるだけ小さくすることで、視認性を低下させ、生存率を最大化する必要性が常に高まっています。船舶はその寿命が尽きるまで、自然消耗によりその運用能力に影響を与える可能性があります。