有人航空と共有している空域にドローンを安全に組み込むことは、業界にとって厳しい課題となっています。新しいFLARM Atomプラットフォームを活用したAtom UAVは、小さなパッケージに包括的で完全な機能を備えたFLARMシステムで、5万機以上の有人航空機の探知と回避を実現します。Atom UAVは、FLARM無線トランシーバー、ADS-B受信機、およびASTM F3411-19に準拠したダイレクトブロードキャスト型リモートID用Wi-Fi送信機を組み合わせたもので、FLARMとADS-B受信機、Wi-Fi送信機から構成されています。Atom UAVは、関連するFCCおよびEN/ETSI規格に適合しています。
Atom UAVは2つのバージョンで提供されます。OEMとスタンドアローンの2種類です。OEM版には筐体がなく、独自のデザインに直接組み込むことができます。30.5mm間隔のM3取り付け穴と基板対基板コネクタにより、他のモジュールとのスタッキングやキャリアボードへの搭載が可能です。スタンドアロン版には筐体があり、多くのUAVフライトコントローラプラットフォームで使用されているJST-GHコネクタが使用されています。どちらのバージョンも、MAVLinkまたはJSONのいずれかのプロトコル形式でトラフィック情報をストリーミングします。
Atom UAVは、ダイレクトブロードキャストWi-FiをベースとしたリモートIDのASTM F3411-19規格を実装しています。FTD-129に基づくリモートIDの追加実装も可能です。
製品のハイライト
- Atomシステムオンチッププラットフォーム
- 全世界のFLARMとの完全な相互運用性
- V2X通信ペイロード
- Cortex-M4Fプロセッシングコア
- Wi-FiおよびBluetoothモジュール内蔵
- 72チャネルu-blox GNSSエンジン
- 設定と診断のためのウェブアプリ
- ADS-Bおよび再放送サービス(TIS-B/ADS-R)用1090MHzレシーバー
- 気圧高度センサー
- 統合された統一トラフィックストリーム
- 直接放送リモートID、ASTM F3411-19、EC 2019/945、EC 2020/1058に準拠
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