は、鉱物の主要成分や微量成分を高速かつ高い信頼度で定量分析できる省スペースのベンチトップX線回折装置です。
は独特な小型の試料ホルダーを特徴とし、従来型のX線回折装置に置き換わる、軽量および実質的にメンテナンスフリーの装置です。 このスタンドアロン型装置には、圧縮ガス、水冷装置、二次冷却装置、外部変圧器が不要のため、所有コストを低く抑えられます。 オペレーターは、イーサネットまたはワイヤレス機能を使用して、X線回折装置を他のデバイスに直接接続することができます。
X線回折ツールはSwiftMin®ソフトウェアで稼働し、単一のダッシュボード、事前設定キャリブレーション、容易なデータエクスポート、自動データ転送を用いてワークフローを合理化します。
スピードと感度の向上により迅速な判断が可能
強力で直感的なソフトウェアと改良されたX線検出器の組み合わせにより、感度の向上、分析時間の短縮、信頼性の高い結果が得られます。
X線検出器の改良により、分析の高速化と検出感度の向上が行われ、検出限界(LOD)の改善につながっています。
SwiftMin®の自動化された相同定および定量ソフトウェアは、リアルタイムデータをXRD分析画面上に直接表示できるので、迅速かつ的確に判断をくだすことができます。
試料の前処理が簡単
従来のX線回析装置では、結晶のランダムな配向を十分確保するために、大量の試料を細かく潰してペレット化する必要がありました。
それに対して、BTX IIIで使用されている小型の振動式試料ホルダーは、試料チャンバー内ですべての粒子を対流させるので、配向の影響をデータが実質的に受けないようにすることができます。 その結果、装置に必要な試料はわずか15 mgとなり、付属の試料キットを使用して簡単に入手できます。