二次監視レーダー MSSR-1 は、Mode S 機能をフル装備し、256 NM のカバーレンジを持ちます。MSSR-1は、全システムをデジタル化した完全な半導体高モジュール構成、フェールセーフシステム、低ライフサイクルコストを特徴としています。このレーダーシステムは、継続的に使用することを前提に設計されています。また、各部のメンテナンスが容易で、レーダーの運用を中断することなく修理が可能です。レーダーはEUROCONTROLとICAOの規格に適合しています。
このシステムは、レーダーに内蔵された360°カバーの独立した4チャンネルADS-Bシステムによって補完することができます。
ユニットは、アンテナ台座、ドライブ、アンテナフレーム、アンテナASSR-35で構成されています。
インターロゲータ
- インタロゲーション生成用回路
- 個々の質問モードでの受信と信号処理
- 豊富なBITE内部診断機能
- 自動バックアップ切替による完全二重化構成
送受信ユニット
- 可変出力パワー
- 過負荷保護機能
- テスト信号の注入による自動校正とテスト
- 自動バックアップ切替による完全二重化構成
エクストラクタユニット
受信した全信号を解析し、個別の返信コードや空中目標を検出する装置です。返信検出部、個別モード処理部、ターゲット相関部で構成されています。
- ガーブル・リプライおよび干渉リプライの抑制
- トラッキング、ターゲット相関
- モードS情報データベース更新
- ターゲットに関する統計情報
- 信号品質と内部診断のオンライン・モニタリング
- ATCC用バリアブルデータインターフェイス
---